一日の中でだんだん涼しい時間帯が長くなって、行楽に良い時期がやってきました。
たまには少し足を延ばしてお出かけを・・・と思っても、道中乗り物に酔うと残念ですよね。
私は子どものころから乗り物酔いが酷くて、大人になって少し落ち着いたものの長時間の移動は心配な時も。
そこで、乗り物酔いの克服方法について調べてみました。
乗り物酔いとは?
そもそも乗り物酔いとは…「動揺病」や「加速度病」とも呼ばれ、車・バス・船など乗り物の揺れや不規則な加速・減速によって耳・目・体から受けた情報が脳にバラバラに伝わり、脳が混乱を起こして自律神経が乱れてめまい・頭痛・吐き気・嘔吐などの症状としてあらわれるもの。
運転手が乗り物酔いしにくいのは、耳・目・体から受ける情報と脳の情報が一致しているため。
では運転手以外の同乗者が乗り物酔いを防ぐためにはどうしたらいいでしょうか。
座席に気を付ける
車の場合は助手席、バスの場合は前方が見やすく運転手が見える位置の座席、電車の場合は進行方向を向いている座席。
車体の長い車の場合、後方座席は揺れが大きくなるので前方座席を選びましょう。
また、目からの情報がズレないように前方が見やすい位置を選びましょう。
私の体感では・・・自動車の場合は助手席、バスの場合は前方寄りの運転手の斜め後ろあたり、電車は横に長い座席のパターンだとどこに座っても大体同じですができるだけ窓から外を見る、二人掛けの座席のパターンだと進行方向に向かって窓側に座り、窓から外を見る が酔いにくいパターンでした。
服装に気を付ける
とくに冬場、寒いからと厚着をしている場合は上着を脱ぐことをおすすめします。
ベルトやガードルなど体を締め付ける服装も避けたいところ。
「酔うかも…」という気持ちだけでも自律神経が乱れて酔ってしまうことがあります(実際に一番乗り物酔いが酷かった子どもの頃は、母に「そろそろ出発するよ」と言われただけでも強烈な吐き気に襲われたことがあります)。できるだけリラックスできる状態で乗るようにしましょう。
窓を開けられるなら開けてみる
新幹線やバスなど特定の乗り物では難しいこともあるかもしれませんが、特に自動車の場合、窓を開けるというのも酔い止めには効果的。
においや温度が不快で酔ってしまう場合は、窓を開けて空気の入れ替えを行いましょう。
また、山や海などの空気を吸い込むと気分が変わって落ち着くこともあります。
ただし、高速道路やトンネルなど、窓を開けると排気ガスのにおいがする…という時には逆効果になりますので、窓を開ける場所には気をつけましょう。
歌を歌う
子供時代に一番酔わなかった方法が、実はこれ。
父にアニメソングのメドレーをかけてもらって道中ずっと歌っていると、不思議と酔わないで目的地まで到着できたことが多かったです。
ただ、この方法、兄弟がいると妨害にあったりしますので、負けずに歌うがんばりが必要でした(笑)
大人になってからも、気持ち悪くなってきたなーと思ったら、曲は何でもいいので声に出して歌ってみると、すーっと気持ち悪いのが引っ込むことがありますので一度試してみてはいかがでしょうか。
それでもだめなら…寝る!
座席に気をつけたり外を見たり窓を開けたり…色々しても、酔ってきた~~と思ったら。
いっそのこと同乗者に断って、寝る。寝入ってしまえば少なくとも吐いてしまうことはないので、私の車酔い全盛期はこの方法を一番使いました。
家族旅行で車や船に乗るときや、学校の行事でバスに乗るときは大体寝ていたので道中の記憶は全くなし。道中で酔って吐いてしまうと一日ブルーな気分で過ごすことになるので、目的地に着いてから楽しむためにも乗り物に乗ったらできるだけ早く眠ることに努めていました(笑)
ただし、この方法…目的地に着いたら起こしてもらう場合は、【完全に乗り物が停止してから】起こしてねとお願いしておくことを強くおすすめします。
というのも、学校行事でバス移動の時に隣の席の子が起こしてくれたのですが。
気を利かせて「そろそろ着くよ~」というタイミングだったため、バスが駐車するためバック移動中。
寝起きで状況判断がすぐできないところに一番酔いやすいバックの動きで見事に瞬間車酔いをしてしまった経験があるので…以降は「駐車し終わって完全に車が止まってから起こしてください」とお願いするようになりました(笑)。