知恵袋

酒は百薬の長?

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緊急事態宣言の解除で、ようやく飲食店でもアルコールの提供が条件付きではあるけれど解禁されました。

年末年始に向けて、お酒の席が増える方も多いのではないでしょうか。

そこで、お酒の効果や適量、飲む際の注意点などをまとめました。

「酒は百薬の長」

「酒は百薬の長」とは、適量の酒はどんな良薬よりも効果があると、酒を賛美した言葉。酒は緊張をほぐしたり気分を良くしたりするので、適度に飲む酒は薬にも勝るということ。

故事ことわざ辞典

飲み方には注意が必要ですが、「適切な量」であれば、体に良いこともあるんですね。

ただし、体質で一切飲めないという方もいるので、自分の体と相談しながら飲みましょう。

アルコールの効果

お酒を適量飲むと、アルコールが悪玉コレステロールの増加を抑え、善玉コレステロールが増加します。また、血流が良くなり、血管内で血液が固まりにくくなります。ではその「適量」とは?

適量の目安

種類アルコール度数
ビール5度中瓶1本(500ml)
日本酒15度1合(180ml)
焼酎25度0.6合(約110ml)
ウイスキー43度ダブル1杯(60ml)
ワイン14度1/4本(約180ml)

だいたいこれくらいが適量の目安とのこと。

とはいえ、お酒に強い・弱いは人それぞれで分解能力も人によってさまざま。

この量でも多いと感じる人は「ほろ酔い」くらいを目安に飲んでみてくださいね。

お酒を飲むときはしっかり食べて!

お酒を飲むと食事量が増えたり減ったりも人それぞれ。お酒自体に栄養が少ないことや、飲むスピードをゆっくりにするためにもしっかりと食べることが大切です。

とくにビタミンB群はアルコールの分解でダメージを受けた肝機能を改善させる効果があるので積極的に食べましょう!

枝豆・豆腐・マグロやカツオの刺身・豚肉・レバー・にんにく・貝類・のりなどがビタミンB群を多く含む食べ物です。

これから気温が下がってくるとお鍋が恋しくなります。いろんな食材を摂れるお鍋をつつきながらゆっくりお酒を楽しむのもいいですね!

チェイサーも忘れずに!

お酒を飲んでいると、ついつい水分を摂っているものと勘違いしてしまいますが、アルコールは水分補給になりません。利尿作用が強いため、飲んだ分以上に排尿として体から出て行ってしまうためです。

お酒の席で、トイレに一回行くと、その後トイレが近い!という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

体内の水分量が減ると脱水状態になり、悪酔いや二日酔いの原因にもなってしまいます。

お酒を飲むときは、水や麦茶などカフェインを含まない飲み物をチェイサーにして水分補給を忘れないようにしましょう。

過ぎたるは猶及ばざるが如し

しっかり食べるのが大切とはいえ、食べすぎにも気を付けたいところ。

過剰にカロリーを摂りすぎると脂肪肝になり、肝臓にさらなる負担をかけることになってしまいます。

何事も「過ぎ」はよくありません。食べ過ぎ・飲み過ぎにはくれぐれも注意しましょう。

これから年末年始に向けて、お酒の席が増える方も多いのではないでしょうか。

お酒も食事もおいしく適量を意識して楽しみたいものですね。